インドMIM社について
MIM加工
能力
工業用途
成功事例
ニュース・イベント
1. MIM技術とは何ですか?
2. MIM加工の原理について説明してください?
3. 成型工程では金属は溶融するのですか?
4. MIM加工は、従来からのPM加工とどう違うのですか?
5. 脱脂工程で部品は収縮しますか?
6. MIM加工された部品の密度と強度はどれくらいになりますか?
7. MIM加工を選択する理由は何ですか?
8. どのような素材が加工可能ですか?
9. MIM加工の特徴を最大発揮するにはどうすればいいですか?
10. MIM加工のリードタイムはどれほどですか?
11. 一般的な年間製造数はどれほどでしょうか?
12. 形状の複雑さに関して、ルールはありますか?
13. MIM加工の限界は何ですか?
14. MIMの加工精度はどれほどですか?
15. MIM加工にはどのような装置が用いられるのですか?
16. MIM加工された部品は、あとで熱処理したりメッキしたりできますか?
MIMとは、金属粉末射出成型の略で、複雑な形状形成が可能なプラスチック射出成型と、材料の選択に自由度のある粉末冶金とを組み合わせたものです。
原材料として金属微粉末を熱可塑性樹脂及びワックスバインダーと混ぜ合わせます。加熱すると、その原材料は流動性のあるスラーリになり、そのスラーリは、高圧をかけて成形型に注入され、所定の形状に成型します。このあと、冷やしながら型から取りだし、バインダー成分を取り除くため、脱脂と呼ばれる工程に進みます。最後の工程は焼結工程であり、ここでは、部品を所定の雰囲気中で高温に加熱することにより、金属粉末は相互拡散して、固体とほぼ同じの高い密度になります。
金属は溶融しません。バインダーだけが軟化して、プラスチック材料のように流動します。冷却するとバインダーは固まるので、製品は固まって、取り扱いができる強度になります。このあと、部品は所定の機械的特性が得られるよう、高密度に焼結されます。
従来からのPM加工では、粗い金属粉末を金型に入れて一軸方向に高圧をかけるもので、中程度に複雑な形状の部品に対して用いられます。一般的に、,焼結工程でさらに高密度化することはありません。この方法で得られる密度は、通常、理論値の80-90%であり、当該合金における物理特性には限界があります。これに対して、MIM加工においては、射出成型工程は形状柔軟性があり、複雑な部品に対しても適用可能です。また、微細な粉末を用いて高温で焼結することにより、最終製品では、ほぼ完全な密度が得られます。このため、MIM加工では、鍛造による金属とほぼ同等の特性が得られます。
いいえ、部品は脱脂工程で寸法が変化することはありません。しかし、焼結工程においては、部品はほぼ完全な密度になるため、部品は最大20%の寸法変化を生じます。
MIM加工された部品の典型的な密度は理論値の96%以上になります。特性値は、合金の種類によって異なりますが、鍛造で作られたものに近い値となります。
MIM加工は、従来の機械加工や鋳造では不得手であったり、コスト高の要因となったり、小さくて、複雑な形状の部品を作る場合に優れています。
ほとんどすべての合金が加工可能です。代表的な合金としては、高張力鋼、ステンレス鋼、ニッケルやコバルト、スーパーアロイです。それ以外には、高融点金属、チタンや銅合金です。真鍮、青銅、亜鉛、アルミなど融点の低い金属も加工可能ですが、MIM加工によるコストメリットは失われます。加工可能な素材の全リストに関しては、当社の「材料選択ガイド」をご覧ください。
MIM加工の特徴を最大限発揮するには、商品開発サイクルにおける、設計段階の早いうちに検討することです。当社は、お客様の製品が新しい製品であっても、旧来の製法で作っている既存製品に対する製法の変更であっても、MIM加工の適用方法についてお手伝いいたします。
金型製作とサンプル提出にかかるリードタイムは、通常、8-10週間です。しかし、お客様のプロジェクトの緊急性によっては、これより短いリードタイムも可能です。
通常、年間の最低生産数としては2万個が必要です。しかしながら、当社としては、これ以下の数量であっても、経済的に見合うものならば検討いたします。
これに関しては、特に決まりはありません。大まかに言って、図面に20個所以上の寸法が入っているようだったら、それはMIM加工に向いている、と言えるでしょう。
どんな技術でもそうであるように、MIM加工にも限界があります。製品重量は、最大で240gです。(経済性を考慮するなら、50g以下が適当です)特定の形状は、加工が不得意です(極端に薄い、あるいは厚い断面など)。当社では、どのように設計するのがベストであるかについて、助言いたします。
一般的には、製品寸法の±0.03%から0.05%がMIM加工の精度です。しかし、最終的な精度は、品物の形状にも多少依存します。MIM加工による精度以上の精度が必要な場合は、MIM加工工程のあとに機械加工工程を追加することで対応いたします。当社では、仕上がり品を計測して、お客様の要求精度を充たすためにどのような機械加工を用いればよいか、ご提案いたします。
当社のMIM工程では、市販の機械に当社独自の機能を追加しています。当社は、最先端の機械を用い、高い生産性を得るために、最新鋭のコントロールを行っています。当社は、当社仕様にマッチする機械を導入できるよう、米国と欧州の機械メーカーと戦略的なパートナーシップ関係を築いています。
はい、MIM加工された部品は、従来の機械加工された、あるいは鋳造や鍛造によって作られた部品と同じように熱処理したりメッキしたりすることが可能です。当社は、そのような製品を出荷できるよう、社内に熱処理およびメッキの設備を備えています。
© Indo-US MIM Tec Pvt. Ltd. All Rights Reserved.
Designed and Developed by Rainmakers